吹奏楽コンクールの審査基準!金賞取るにはどうしたらいい?
吹奏楽コンクールの審査基準や編成、
各賞の審査基準などについて解説します。
吹奏楽コンクールの審査基準や編成について
まず、規定や編成の話。
この規定や編成については、ちょっと複雑です。
各支部によっても若干の違いはあるようですが、
ここでは北海道吹奏楽連盟の基準をお伝えします。
中学校、高校、大学、職場、一般の部は演奏人数によって
A、B、C編成に分かれていて、それぞれ人数、演奏時間が違います。
小学校に関しては人数の制限はなく、演奏時間は6分以内です。
A編成に関しては、各部門で全日本吹奏楽コンクールへの
出場権が与えられますが、小学校、B、C編成については
「東日本大会」という中小編成の全国大会があります。
ちなみに「東日本大会」に進めるのは、
小学校と中学と高校の部です。
大学以上の部は北海道大会のみです。
各編成について人数や演奏時間など
編成については以下のとおりです。
※人数には指揮者は含まれません。
■A編成(大編成) 演奏時間12分以内(課題曲+自由曲)
・中学の部 50名以内
・高校、大学の部 55名以内
・職場・一般の部 65名以内
■B編成(中編成) 演奏時間7分以内(課題曲のみ)
・中学の部 35名以内
・高校の部 35名以内
・大学の部 40名以内
・職場の部 40名以内
・一般の部 45名以内
■C編成(小編成) 演奏時間6分以内(課題曲のみ)
・中学の部 25名以内
・高校の部 25名以内
・大学の部 30名以内
・職場の部 30名以内
・一般の部 35名以内
点数の付け方と各賞の比率
審査員は7名で行われ、持ち点は一人20点(課題曲10点+自由曲10点)で
点数が決められます。
点数の内訳は「技術」と「表現」です。
A編成は280点満点、B、C編成は自由曲だけなので140点満点となります。
「金」「銀」「銅」の比率は3:4:3になっていて
点数の高い順番に振り分けられます。
北海道代表を決める場合は、点数ではなく「○」の数が多い団体が、
選ばれますので、大抵は点数順になりますが、点数が一番高くても
北海道代表に選出されない場合もあります。
ゴールド金賞を取るためには?
コンクールに出るからには、
金賞を受賞して次の大会に進みたいものです。
「金賞を取るだけが全てじゃない」とはよく聞きますが、
半年間一生懸命練習してきた成果はやはり欲しいものです。
どうせなら代表になってから言ってみたいセリフでもありますよね^^
さてどうやったら金賞を取れるか?ですが、
私が経験でお話させていただきますね。
私は15年以上、地区大会を勝ち抜くことができなかった
社会人吹奏楽団を指揮者として就任していた3年間、
連続で北海道大会に導びくことができました。
金賞2回、銀賞1回という成績でした。
私はこのバンドで北海道大会・金賞を取るために
何人もの先生に指導していただきました。
その中で、みなさんが口をそろえて言っていたのは、
まず「基礎練習」です。
ロングトーン、ピッチ、ハーモニー、リズム。
吹奏楽をやっている学生の皆さんは、
当たり前のようにやっていると思いますが、
この基礎練習の質をもう1段上げる工夫をしてみてください。
私たちは、この基礎練習にチカラを入れることで
ガラっとサウンドが変わりました。
なかなか良い結果を得られていない場合は、
もう一度、基礎がおろそかになっていないか
見なおしてみるといいですよ。
ちなみにハーモニーディレクターは必需品です^^