吹部ドラマー必見!自宅でのドラム練習方法!ドラムがなくても上手くなる方法とは?

吹部ドラマー必見!自宅でのドラム練習方法!ドラムがなくても上手くなる方法とは?

吹奏楽でドラムセット叩く人ってハッキリ言って上手じゃないです。

そもそも練習量が足りないと思うんです!

とは言え、学校でドラムセットばかり練習してたら、うるさくて他の人の練習の邪魔になりますし、課題曲や自由曲の練習もしなきゃならないし。

そんなドラムを上手に叩きたいあなたに、自宅で出来るドラムの練習方法をご紹介します!

これをコツコツやれば、自宅にドラムがなくても、中々、学校でドラムの練習に時間がさけなくても、確実に上手くなる方法です。

やってみます?

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【準備】自宅でのドラム練習はこれがあればOK!

以下の3つを揃えておけば、家での基礎練習は可能です。

練習用パッド

練習用パッドは、打面がゴム製、ラバー製、ドラムヘッド製、メッシュ製のものなどがあります。

それぞれ、音量、リバウンド性、価格などの違いがありますし、スタンドに取り付けられるもの、取り付けられないものがありますのでご自宅の環境によって選択するのが良いでしょう。

 

私のオススメは、ドラムヘッド製のもので、チューニングキーで皮の張りを調整できるものが、本物に近くていいと思います。

ただちょっと他のものに比べて音量が大きくなりますので、注意が必要です。

値段もちょっと高いです。

Pearl パール トレーニングドラム スタンド付 SDN-14N

 

逆におすすめできないのは、ゴム製の練習パッドです。

硬質なゴム製のものは、叩くと手首に衝撃があり、手首を痛めやすいです。

楽器店が近くにあるなら、できるだけ一度、試してから買うのが良いと思います。

 

スティック

吹奏楽部での練習で、太いスティックを使う学校もありますが、あれはウエイトトレーニングのようなものです。

ドラムはある程度の筋肉が必要なので、まだ体が出来ていない小中校生のうちは、筋肉を付ける意味で使うのは良いと思います。

気をつけたいのは、長時間使用すると筋や筋肉の故障の元なので、ある程度でやめましょう

 

普段は実際に使う自分に合ったスティックで練習して下さい。

 

メトロノーム

ポップスやジャズなどを演奏する時は、ドラムは第2の指揮者です。

テンポが早くなったり、遅くなったりしては全体の演奏を壊してしまします。

 

特にフィルイン(通称”おかず”)を叩く時は、テンポが変わりやすいです。

自分の体調や気分によってもテンポは乱れてしまいますので、練習の時は必ずメトロノームを使うようにしましょう。

 

ポイントは、メトロノームの音が聞こえなくなることです。

メトロノームと叩く打音がぴったりあうと、メトロノームの音が聞こえなくなります。

こうなったらあなたはりっぱなドクタービートです!

 

メトロノームは、昔ながらの振り子式や、電子音のものがあります。

最近でスマホのアプリにもメトロノームがありますので、使いやすいものを選んで下さい。

選ぶポイントは、メトロノームの音量です。

練習パッドや実際にドラムを叩く時に音がかき消されない程度の音量のものを選びましょう。

ドラムを叩くときにも使用することを考えると、ヘッドフォンジャックの付いたものが良いかもしれませんね。

 

最近では、耳につけるタイプのメトロノームもあります。

KORG IN-EARMETRONOME イン・イヤー・メトロノーム IE-1M

 

ドラムの自宅練習で気をつけるポイントとは?

ドラムの自宅練習で気をつけておきたいのは騒音トラブル

パッドでの練習音は、実物のドラムと比べて格段に音量は小さいものの、案外離れた場所でも聞こえます。

また、アパート・マンション暮らしの場合は、振動も気になるところ。

練習するにあたり、家族・近隣の方々の理解を得ることや、時間帯に配慮することが大切です。

 

自宅でのドラム練習方法 その1「チェンジアップ」

では、自宅でのドラム練習方法を紹介します。

本物のドラムセットと違って、あくまでも代替え品での練習になりますので、イメージも大切です。

ではご紹介します。

 

自宅でのドラム練習は、バスドラムのパッドがない場合は、スティックコントロールが中心となってきます。

スティックでの練習は、ドラムだけではなくパーカッション全般に役立つ練習ですので、是非、やってみて下さい!

では、あずチェンジアップからご紹介します。

 

チェンジアップとは一定のテンポのなかで、異なるリズムを叩く練習です。

4分音符→8分音符→4分の3連符→16分音符というように、順に音符を増やして叩いていきます。

 

また、16分音符→4分の3連符→8分音符→4分音符というように、逆に音符を減らして叩いていくことをチェンジダウンと言います。

それではやってみましょう!

 

1.メトロノームを遅めのテンポで鳴らします。(♩=60くらい)

画像1

画像2

2.以下の1.~6.までをつなげて叩きます。

  1. (画像1)各小節×8回
  2. (画像1)各小節×4回
  3. (画像1)各小節×2回
  4. (画像1)各小節×1回
  5. (画像2)各音符を2拍ずつ叩く ※楽譜通り
  6. (画像2)各音符を1拍ずつ叩く ※楽譜通り

 

3.叩き終わったら復習です。

メトロノームとずれてしまったり、叩けなかったりした箇所を繰り返し練習します。

練習はゆっくりのテンポから行い、練習を繰り返して慣れてきた頃に徐々に速いテンポに変えてやってみましょう。

 

4.イスに座って練習をしている場合は、同時に足も動かしてみましょう。

つま先をペダルにつけたまま太ももを動かしてかかとを持ち上げ、ひざに力を入れずに下に落とし音を鳴らします。(ヒールアップ奏法

4分音符で踏んだり、1・3拍目で踏んだりしてみて下さい。

 

チェンジアップ練習は、異なる音符を同じテンポ内で正確に叩けるようになることで、演奏のレベルアップにつながります。

この練習はドラムに限らず他の楽器の演奏にも活きてくるので、パーカッション担当全員の練習におすすめです。

 

また、4.のように足を動かすことで同時にフットワークの練習も出来ますね!

※今回紹介した音符を増やしていく練習方法は4分音符から16分音符まででしたが、以降一般的には、6連符・8連符(32分音符)とチェンジアップされます。

 

自宅でのドラム練習方法 その2「フィンガリング」

指を使ってスティックをコントロールするフィンガリング

シンプルですがおすすめの練習方法です。

慣れないうちはぎこちなくなってしまいますが、徐々に身についてきますので頑張りましょう。

肩・ひじ・手首を使うのではなく、指の動きでスティックが跳ね返るようにしましょう。

まずは人差し指でのコントロールを身につけたいので、人差し指で練習します。

自分が叩けるゆっくりのテンポから始めましょう。

 

1.まずは右手・左手それぞれで8分音符を叩きます。

 

2.1.に慣れてきたら両手を交互に16分音符を叩きます。

右手始まりと、左手始まり、それぞれ行ってください。

練習はゆっくりのテンポから行い、練習を繰り返して慣れてきた頃に徐々に速いテンポに変えてやってみましょう。

人差し指でのコントロールが身についてきたら、中指・薬指・小指それぞれでも同じように練習しましょう。

 

3.イスに座って練習をしている場合は、同時に足も4分音符で踏んでみましょう。

つま先をペダルにつけたまま太ももを動かしてかかとを持ち上げ、ひざに力を入れずに下に落とし音を鳴らします。(ヒールアップ奏法)

 

吹奏楽のドラムは他の楽器と調和のとれた演奏が必要です。

その為に大切なのは、様々な曲に合うような繊細なスティックコントロール

 

フィンガリングを身につけると肩・ひじ・手首だけでなく指先までを使ってスティックをコントロールできるようになるので、より細かいテクニックを使った演奏が可能になります。

この練習も、効果が現れるのはドラムに限ったことではありません。

ドラム以外にスティックやマレットを使う楽器を演奏する際にも活きてきますので、パーカッション担当全員におすすめの練習です。

 

自宅でのドラム練習方法 その3「コンビネーション」

続いては、wayコンビネーションの練習方法です。

4wayというのは、両手両足のことです。

 

この両手両足のコンビーネーションもドラム上達のためには必須です。

ドラムセットやスティックがなくても、どこでも出来る練習なので、是非、チャレンジして下さい。

 

イスに座り、"手"の時は手で太ももを叩き、"足"の時は床を踏みます。

今回はこの2通りの順番で一定のテンポでやってみましょう。

 

A:右手、右足、左手、左足

B:右手、左足、左手、左足

このように、4分音符にA・Bそれぞれはめて繰り返し叩いてみて下さい。

また、8分音符や、三連符でも、これにうまくはまる感覚が面白いと思うので試してみてください。

 

この練習はスティックやパッドを使用しなくてもできるので、どんなところでも練習可能なのが良いですね。

これを実際にドラムで練習するときには、タムやハイハットなどに置き換えます。

 

ゆっくりなテンポならすごく簡単ですが、徐々にテンポを上げていくと見えてくるものがあります。

そこからが練習スタートです!

 

体全体が一気に力みだすので、力を抜いて自然に叩けるようになるまで練習しましょう。

ちなみに、、練習を積んで積んで積みまくれば、ここまで速く叩けるようになるのです!

 

私は、この4way練習、凄く大事だと思っています。

吹奏楽でドラムを叩く人は、練習時間があまり取れていないせいか、正直、上手ではないです。

 

こういった手足のコンビネーションの練習は、ほとんどの吹奏楽部ではやっていないせいだと思います。

そうだ!と共感して頂いた方はこんな、4wayの教則本もありますので、是非、やってみて下さい!

4-Way Coordination: A Method Book for the Development of Complete Independence on the Drum Set

まとめ

自宅でのドラム練習方法!ドラムがなくても上手くなる!ということでご紹介しましたが、いかがだったでしょう?

実際ドラムセットを叩くのが一番いいのですが、中々そうはいきませんよね。

でも、練習パッドや4way練習など、ドラムセットがなくても、ある程度上達することは可能です。

地味な練習ですが、毎日続けることで、実際ドラムに座ったときの体の動きは、練習していない人に比べ雲泥の差がでます。

確実にドラムが上達しますので、かっこいいドラマー目指して是非、やってみて下さい!