クラリネットの吹き方コツ!正しいアンブシュアで音色改善4つのポイント

クラリネットの吹き方コツ!正しいアンブシュアで音色改善4つのポイント

アンブシュアとは、クラリネットを演奏する為の「口の形」のこと。

正しいアンブシュアで演奏することはクラリネットを上達する上で最も重要な要素です。

正しいアンブシュアで演奏することで、楽に良い音でクラリネットを奏でることができるようになりますよ!

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アンブシュアが悪いとどうなる?

皆さんは正しいアンブシュアでクラリネットを吹いていますか?

アンブシュアが安定していると、音の高さや音色のコントロールがしやすくなりますが、アンブシュアが悪いと吹いているときに口が痛くなってしまったり、思った通りの音が出なかったりします。

最初に自己流のアンブシュアの形が身についてしまうと、あとで直すのが大変なのでクラリネット初心者は正しいアンブシュアの形を意識することから始めるといいでしょう。

自分は正しい?アンブシュアの確認方法

正しいアンブシュアを身に付けるために、鏡を見ながら口の形や頬の状態を確認します。

すぐに身につくものではないので、毎日の練習で鏡を見ながら正しいアンブシュアを徐々に身に付けていきましょう。

正しいアンブシュアを身につける4つのポイント

1.「お」の口の形を意識する!

正しいアンブシュアの形は、「お」を発音する時の口の形です。

「お」の口の形になると、口周りの力が入りにくくなります。

力まずに自然な形のアンブシュアを作るためには「お」の口の形がベストです。

「お」の口の形を作った状態で、そのままリードとマウスピースをくわえてみましょう。

くわえるというより、包むというようなイメージを持つといいですが、力を抜きすぎると横から息が漏れてしまうのでしっかり包み込むように意識します。

2.顎を張る

引用:http://www.clariclip.com/entry/2016/05/12/232652

下唇のすぐ下からアゴ先までを張ります。

画像のように下方向に引くイメージでやってみましょう。

具体的には、顎を引くのではなく、下唇を引くように意識します。

下唇をひくと、リードを噛みにくくなりリードを長持ちさせる効果もあります。

最初はイメージするのが難しいと思いますが、毎日鏡を見ながら口の形に気をつけて練習すれば、そのうち必ずできるようになります。

人によって個人差がありますが、だいたい1~2ヶ月くらいは掛かるでしょう。

3.下唇を半分ほど巻く

引用:http://www.artists-care.com/column/047/

その人の唇の厚さにもよりますが、下唇を半分ほど巻きます。

リードと接する部分が下唇の真ん中くらいになるように巻いてみましょう。

肌色の部分がリードと接していたら巻きすぎです。

ほんのちょっと巻き具合を変えるだけでもかなり音が変わりますので、自分の音を録音するなどして一番良い音がする位置を探して下さい。

下唇の巻きが浅すぎると「びゃー!」と開いたような音になり、反対に巻きが深過ぎるとこもったような音になります。

4.アンブシュアを決めたら固定して動かさない

息を吸った後、アンブシュアを固定してから息を吹き込んで音を出します。

息を吹き込むと同時にアンブシュアを作り始めていると、音の出だしが不安定になってしまうので、アンブシュアの形はこれ!と決めたらそのまま動かさずに固定して息を入れます。

まとめ:努力と根気が必要

楽器に息をたくさん吹き込むことができても、いくら速く指が動いても、アンブシュアが良くないと全て台無しになってしまいます。

正しいアンブシュアを身に付けるには毎日鏡を見ながら自分のアンブシュアを確認し、あとはその正しい口の形をキープしてロングトーンあるのみです。

上達には努力と根気が必要になりますが、正しいアンブシュアで吹くことができれば、演奏技術はぐんとレベルアップできるので、ぜひ試してみて下さい。