吹奏楽の楽器診断!自分に向いている楽器はどれ?
吹奏楽部に入部して最初の一大イベント、楽器決め。
せっかくなら自分に向いている楽器を選んで、吹奏楽ライフを楽しみたいですよね。
この記事では、「吹奏楽の楽器診断」と称して、それぞれの楽器に向いていると考えられる要素を「性格」「体格」「ジャンル」の観点から紹介します。
吹奏楽の楽器診断!性格編
不思議なことに、同じ楽器には似たような性格の人が集まる傾向があります。
吹奏楽の中での各楽器の役割とも関係している印象です。
「この楽器は〇〇という性格の人しかやってはいけない」ということはありませんが、自分の性格に合った楽器を選ぶと、上達も早いかもしれません。
すべての楽器は網羅できませんが、いくつか以下に挙げてみます。
フルートは上品でほんわか
フルートは、その音も吹いている姿も優雅。
演奏者も、上品でほんわかとした性格の方が多いです。
サックスは目立ちたがり屋
サックスの音ははっきりしていて通りやすく、ソロやメロディーを吹く機会も多いです。
目立ちたがり屋で自己主張の強い人が多い印象です。
トランペットは思い切りよく豪快
トランペットは金管楽器の花形。
高音をスパッと当てるような思い切りの良さがあり、豪快な人も多いです。
パーカッションはノリよく快活
パーカッションは曲のビートやリズムを作り出す、吹奏楽の心臓のようなパート。
ノリよく快活な性格は曲を前に進めるのにも役立ちそうです。
これ以外の楽器は、たとえば次の本で詳しく紹介されています。
茂木大輔:オーケストラ楽器別人間学(新潮文庫)
吹奏楽の楽器診断!体格編
トロンボーン、チューバ、コントラバスは、体の比較的大きい学生が担当することが多いです。
トロンボーンは、ある程度腕が長い方がスライドを一番遠くまで伸ばしやすいです。
チューバは、体が小さいとマウスピースが口よりかなり上に来てしまい、無理な体勢で吹くことになってしまうことが多いです。また、楽器も重いため持ち運びに苦労する可能性があります。
コントラバスは、背が低いと一番上のポジションを押さえながら弾くのが大変かもしれません。
もちろん、体が小さいからこれらの楽器ができないということはありません。
スライドにひもをつけたり、スタンドを使ったりすることで問題なく演奏できます。
しかし、体が比較的大きい人の方がそうした問題を抱えにくいでしょう。
なお、ユーフォニアムやチューバなどの大きい楽器は肺活量が多い人がやったほうがいい、と思うかもしれません。
しかし、管楽器で一番肺活量が必要なのは実はフルートとも言われており、楽器の大きさとはあまり関係ありません。
楽器を始めたばかりの学生の肺活量にはそれほど個人差もありませんし、練習することで慣れていくので、気にしなくて良いでしょう。
吹奏楽の楽器診断!好きなジャンル編
「楽器が吹けるようになってきたらこういう曲をやってみたい!」という希望で決めるのも一つの手です。
たとえば、吹奏楽だけではなくてジャズやビックバンドもやってみたい、という場合は、クラリネット、サックス、トランペット、トロンボーン、パーカッション、コントラバスを選ぶとよいでしょう。
将来的にオーケストラでも演奏してみたいという人は、サックスやユーフォニアムを選んでしまうと基本的に出番がないので注意。
オーボエ、ファゴット、ホルン、コントラバスは、吹奏楽よりもオーケストラのほうがより活躍の機会が多いです。
私がチューバを選んだわけ
私は中学校でチューバを吹き始め、現在も吹いています。
チューバとなった理由は、ずばり「体が大きかったから」。
自分で希望したわけではなく、「体格」が理由でチューバに決まった形でした。
入部当時はサックスを希望していて、決まった直後は少し落ち込みました。
しかし、半年後には低音の魅力に取り憑かれていましたね。
まとめ
「吹奏楽の楽器診断」として、楽器を決める際に参考になりそうな情報をまとめました。
もちろん、今回紹介したような要素による向き不向きも多少はあります。
しかし、自分のやりたいと思った楽器をやるのが、一番興味も持てて上達しやすいと思いますよ。
それから、希望とは違う楽器になってしまった場合。
最初はショックだと思いますが、ぜひしばらくは続けてみてください。
私のように、その楽器の思わぬ魅力を知ってハマってしまう人も多いです。
素敵な吹奏楽ライフを送ってくださいね!