ブラスバンドと吹奏楽・マーチングの違い!楽器の種類も違う?

ブラスバンドと吹奏楽・マーチングの違い!楽器の種類も違う?

「ブラスバンド」=「吹奏楽」ではないことをご存じでしょうか?

今回は、同じように見られがちなブラスバンドと吹奏楽、また、マーチングの違いを解説していきます。

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ブラスバンドと吹奏楽とマーチングの違いは?

ブラスバンドも吹奏楽も、そしてマーチングも楽器を演奏する楽団です。

学校行事や甲子園、パレードなどで活躍し一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

 

実は、この3つの楽団はそれぞれ楽器編成が違うのです。

この楽器の編成により各楽団の呼び名が変わってくるのです。

 

吹奏楽のルーツは、軍楽隊とも言われています。

軍楽隊は、野外での演奏が主となるため、野外に向かない楽器は使用しないのです。

 

マーチングと聞いて、ピンとこない人もいるかもしれません。

しかし、マーチングパレードとなれば、聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?

 

マーチングとは、軍楽隊の行進演奏がルーツのであり、アメリカではよくフットボールの試合のハーフタイムでも披露されます。

日本でも、小学生が楽器を演奏しながら町内をパレードするのを見かけますね。

 

ブラスバンドも吹奏楽も、マーチングも楽器編成が違うといっても、同じ楽器も使用しているので、なかなか違いが分かりづらいと思います。

そこで次に、それぞれの使用する楽器の種類について紹介していきたいと思います。

使う楽器の種類も違う?

まずは吹奏楽です。

吹奏楽の漢字に注目してみてください。

吹奏楽とは、読んで字の如く「吹く楽器」となります。

金管楽器と木管楽器と打楽器、弦楽器で構成されているのが吹奏楽となります。

 

では、ブラスバンドはどうでしょう。

ブラスバンドは、吹奏楽が使用する楽器から、木管楽器(フルートやクラリネットなど)を除きます。

その代わりに、コルネットやフリューゲルホルン、アルトホルンなどサクソルン属を扱います。

こちらは、ピストンがついているのが特徴です。

 

最後に、マーチングです。

マーチングの楽器編成は吹奏楽と同じだったりしますが、チューバや打楽器などはマーチング用の楽器を使用します。

体で背負う形の楽器を使用するのは、主に行進を目的とするからです。

また楽器以外でも、視覚的効果を出すために、カラーガードやダンスなどを織り交ぜることもあります。

大会(コンクール)はどんなのがある?

ブラスバンド、吹奏楽、マーチングと、それぞれ楽器編成の違いがありますが、演奏者は日々練習を重ね素晴らしい演奏を聞かせてくれます。

そんな素晴らしい演奏を発表する大会が各楽団にあります。

それぞれの大会をご紹介していきたいと思います。

 

ブラスバンドの大会(コンクール)は、正直少ないようです。

そのため、ブラスバンドも吹奏楽と一緒に同じ大会に出場する現状があるようです。

ただ、吹奏楽の大会(コンクール)などには、規定があるため構成を変えたりすることもあります。

そんな中でも、ブラスバンドの大会がありました。

【全日本ブラスシンフォニーコンクール】です。

今年で4回目を迎える大会ですが、9月下旬頃より予選が行われ12月に本選があります。

課題曲と自由曲で12分間での演奏となります。

演奏中のパフォーマンスなど特に制限もなく音楽をのびのびと楽しんで欲しいと、一般社団法人 全日本ブラスシンフォニーコンクール事務局が主催しています。

 

では、次に吹奏楽の大会(コンクール)です。

吹奏楽にも甲子園のように夢の舞台があります。

全日本吹奏楽連盟が運営する【全日本吹奏楽コンクール】です。

中学校から出場資格があり、高校生の部は観客にもとても人気のあるチケットとなります。

地区予選で勝ち抜いた吹奏楽部が全国大会の舞台で演奏します。

各種TV番組などでも度々紹介され、知名度が高い大会(コンクール)です。

 

最後に、マーチングの大会(コンクール)です。

マーチングも全日本吹奏楽連盟が主催する【全日本マーチングコンテスト】があります。

吹吹奏楽の大会と同じように地区予選で通過して全国大会へと進みます。

やはりこちらも、吹奏楽と同様に夢の舞台です。

 

マーチングのコンクールは、行進を行いながらの演奏ですので、パフォーマンスも見どころで、吹奏楽、ブラスバンドとまた違った迫力があります。

 

他にも様々な大会(コンクール)があります。

大会(コンクール)だけでなく、演奏会を開くのも吹奏楽、ブラスバンド、マーチングの楽しみでもあります。

ぜひ1度足を運んでみてはいかがでしょうか?

まとめ

ブラスバンド、吹奏楽そしてマーチングの違いをそれぞれご紹介してきました。

それぞれ楽器編成の違いでしたが、これからは少し違いを楽しみながら聞いてみてください。

きっと音楽の幅が広がり今よりも更に楽しんでいただけるはずです。