管楽器奏者のための肺活量をアップする鍛え方とは?

管楽器奏者のための肺活量をアップする鍛え方とは?

肺活量をアップしたい!鍛えたい!というのは、吹奏楽部で楽器を始めたばかりの人に多い悩みですね。

ロングトーンが全然続かなくて、先輩に「肺活量鍛えなさい!」なんて言われた人もいるかも?

今回はそんなあなたの「肺活量問題」を解決するヒントをお伝えしましょう!

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肺活量をアップする効果的な3つの鍛え方!

肺活量をアップする絶え方は、そんなに難しいものではありません。
簡単にできるものを幾つか紹介しますね!

 

1.身の回りのもので肺活量を鍛える方法

ペットボトルをペコペコさせる!

これは、みんなよくやっている方法ですね。

2リットルのペットボトルを一気に吸ってヘコませて、一気に吐いて膨らませます。

初めは柔らか目のペットボトルでやって、なれたら硬いやつでやるのがいいでしょう。

これは副作用として「小顔効果」が期待できます^^

petbottle

 

ティッシュペーパーをかべにくっつける!

これも結構有名です。

壁にティッシュペーパーを付けて、息を吹きかけます。
どれだけ長く落とさないように出来るか、誰かと競争しながらやるといいでしょう!

tisshu

マスクマンになる!

普段からマスクをして息苦しい環境にしておくと肺活量が増えます。
夏はちょっとうっとうしいですが、これもトレーニングのためです!

mask

 

2.市販のアイテムで肺活量を鍛える方法

ブレスビルダー

ピンポン球を落とさないように息を吸ったり吐いたりすることで、正しい息の使い方を身につけられるアイテムです。
この動画では、ブレスビルダーを使ったタンギングの練習方法も解説されています。

ブレスビルダー
価格:3240円(税込、送料別)

 

3.運動で肺活量を鍛える方法

肺活量をアップするには、やはり水泳やマラソンがいいですね。すべての運動、体力づくりの基本にもなります。

私が学生の頃は、朝練や夏休みはまず、校舎の周りを走って、戻ってきたら腹筋と腕立て伏せをやってました^^

marason

昔の吹奏楽は気合と根性でした。

これで辛い練習を乗り切る体力もできます!一石二鳥ですね^^

 

と、肺活量アップの鍛え方を紹介しましたが、実は、管楽器を吹くのには、そんなことしなくてもいいんですよ^^

楽器を吹くのに肺活量は関係ない!

さて、これまで肺活量をアップするための鍛え方を紹介してきましたが・・・

実は管楽器を演奏するのに、肺活量はそんなに重要ではありません。

 

というより、よく考えたら肺活量が増えたからといって、楽器が上手になるわけではないですよね?

 

今までの話は何だったの~!!って感じですが^^;

 

大事なのは、息をどう上手く使って楽器を鳴らせるか?や音程をまっすぐキープできるかです。

もちろん基本的な体力はあったに越したことはありません。練習大変ですから!

 

まぁこれまでお伝えしてきた、肺活量をアップさせる鍛え方は、まったく無駄ではありませんが、肺活量よりもっと大事な事があります。

肺活量が足りないと思っている人は、ほとんどの場合、まずもって腹式呼吸ができていません!

 

腹式呼吸をマスターして息をいっぱい吸えるようにする方法!

「肺活量を鍛えたい!」と言っている人のほとんどは、息がいっぱい吸えていない人が多いですね。

原因は肺活量が少ないのではなくて「複式呼吸」ができていない事です。

 

複式方法の感覚をつかむコツ

「腹式呼吸」は聞いたことはあるでしょうが、実際、どうやったらいいの?という人のために簡単に説明しましょう。

まず腹式呼吸のイメージです。

腹式呼吸というぐらいですから「腹で息をする!」・・・なんて思っている人はいないでしょうね?
息は「肺」でしかできませんよ^^

 

ただイメージとしては、息を吸う時はお腹が膨れ、息を吐く時はお腹がヘコむ!というのは意識しましょう。
これはお腹の”横隔膜”を上げ下げして、肺を膨らましているのです。

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女性は腹式呼吸が苦手な人が多いようですね。

そんな時は、仰向けになって息をしてみるとイメージがつかみやすいです。

仰向けになって大きく息をするとお腹で息をしているような感覚になります。
これが腹式呼吸です。

 

この感覚を身につけるために、こんな練習をしてみてください。

 

1.まず、仰向けになってお腹に手を置きます。

2.口をすぼめて息がなくなるまで吐きます。お腹に当てた手でお腹が凹むのを意識します。

3.もう息が出ない!というところで、さらにフっフっと2、3回息を吹きます。

4.そうすると苦しくて自然に息が吸い込まれます。お腹が膨らむことを意識して!

5.これを数回行います。

6.感覚がつかめたら、いつも楽器を吹くように座って同じように深呼吸してみてください。

初めは慣れないかもしれませんが、数回やれば感覚がつかめるはずです。

これで楽器を吹けば、以前より、ロングトーンも長く出来て肺活量が増えたような感じになります。

是非、やってみてください。

 

まとめ

管楽器奏者のための肺活量をアップする鍛え方とは?ということでお伝えしましたがいかがだったでしょうか?

初心者の人は、楽器を吹くには肺活量が必要!と思っている人も多いですし、部活の方針で肺活量を鍛えよう!と言っている吹奏楽もまだまだ多いです。

 

本当はあまり関係ないのですが、まさか後輩が「肺活量は関係ないと思います!」と意見はできないでしょうから、今のところは「ハイ」と言っておきましょう^^

 

息が続かないという人は、単純に複式呼吸ができていなかったり、基礎練習不足ということが多いです。

まず、自分は何ができていないのかな?と現状を把握する事が大事です。

でも、じっと考えているよりは、とにかく基本練習をしっかりやることが先決です!