上達実感!サックス初心者が絶対やるべき2つの基礎練習方法とは?

上達実感!サックス初心者が絶対やるべき2つの基礎練習方法とは?

サックスをはじめてみたはいいけれど、どうにも上達を実感できない…そんな方は多いのではないでしょうか?

今回はそのような方に、上達が実感できるサックス初心者向けの基礎練習方法をレクチャーしていきたいと思います。

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サックス初心者が必ずやるべき練習は「タンギング」

引用:https://gooschool.jp/

サックスは、初心者でも音が出しやすい楽器だと言われています。

逆に言えば、初心者でも簡単に演奏ができてしまうということです。

ところがサックスほど初心者と上級者に演奏技術に差がある楽器はないと筆者は思っています。

 

その演奏技術の一番根底にある技術…それがタンギングです。

 

タンギングとは簡単にいうと、音と音の境目をはっきりさせる技術です。

タンギングのない演奏というのはいわば、だらだらと流れ続けるお経のようなもの。

 

では、そのタンギングの練習も含めた、おすすめの基礎練習方法をレクチャーしていきたいと思います。

上達実感!サックス初心者が絶対やるべき2つの基礎練習方法

1.半音階ロングトーン

ロングトーンとは簡単にいうとひたすら音を伸ばし続ける練習です。

これはスポーツでいうところの走り込み、体力づくりのような役目を果たします。

ひたすら走り込み、筋トレをすることによってスポーツ初心者は体力を培いますよね。

それと同じようにひたすらロングトーンをすることによって聴かせる音を鍛えます。

 

やり方は簡単です。

目の前にチューナーをセットし、メトロノーム(正確にリズムを刻む機械)をテンポ60~80くらいに設定します。

あとは8拍伸ばして4拍休む、のセットでロングトーンをしていきます。

 

ここで大切なのは、すべての音でロングトーンをすることです。

 

よく中学高校の部活動ではB♭durのみのロングトーンなど特定の音階しか練習をしていないことがありますが、それでは得意な音、不得意な音が出来てしまいます。

 

あなたが吹きたい楽譜にはソ♯は出てこないのでしょうか?

かっこいいポップスのサックスソロに、サイドキーを使わないものは少ないです。

最低でもオクターブキーを押したドから下のドまではロングトーンを毎日することをおすすめします。

 

2.指と舌のタンギング

この練習は実際の演奏の際にとても役立ちます。

 

やり方はこちらも簡単。

メトロノームを任意のところにセットします。

指は真ん中のソ(アルト・バリトンのB♭、ソプラノ・テナーのF)からソラシラソラシラ拍通りに吹いていくだけです。

 

このとき、すべての音にタンギングをします。

指とタンギングが合っていない人は音の境目で変な音が出てしまうと思います。

これを調整していくのです。

 

なれた人は同じ拍の倍のはやさで、さらに倍で…とやっていくと良いです。

 

近頃のコンクールの自由曲では無駄に速い、大きい、高い曲目が多いですが、この練習はそのような曲にとても役立ちます。

特にソプラノサックス、アルトサックスは細かく速いパッセージが多く見受けられる譜面が多いので、指とタンギングをよく合わせる練習をしましょう。

 

・・・と書くとテナー・バリトン奏者の方々が慢心してしまうかもしれませんが、これは中低音にも大切なことです。

オヴリガードで油断していたテナー奏者に細かいパッセージが回ってくることも多々ありますし、バリトンの刻みではタンギングはとても重要です。

サックス奏者にはぜひ身につけてもらいたい技術ですね。

 

サックスの練習にオススメの教則本

朝練サクソフォーン

部活動の朝練習にちょうど良い、ということで作成された教則本ですが、基礎的な練習はだいたいが載っているのでオススメです。

筆者も、基礎練習時間があまりとれないときには上述した2つの練習法と、この教則本の中からいくつかピックアップして練習しています。

難しい運指などにはきちんとマークがされていたりとなかなかに優しい教則本です。

 

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3Dバンドブック

言わずとしれた超定番教則本。

様々な学校の部活動で使われています。

定番過ぎて嫌だなんて言わせません。

この本の良いところはすべての音階を網羅しているところです。

たとえば、今度練習する曲がGminだった…普段練習していないから練習したいけど特定の音階の練習なんて…なんてときに役立ちます。

灯台もと暗しとはよくいったものです。

ぜひ今一度見直してみてください。

 

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まとめ

ここまで長々と基礎練習方法について語ってきましたが、一番いいたいこと、それは、楽な道はないということです。

すべての演奏家は基礎練習を死ぬほどしてきています。

ですが、楽な道はないといっても王道がないわけではないのです。

 

上述した練習方法や教則本はどく一例です。

みなさんも自分に合った練習方法でサックスライフを楽しんでください。