チューバ マウスピースでの練習方法と効果!
管楽器を吹く前は、必ずマウスピースでの練習をしてから楽器の練習に入ります。
日々行われるルーチンになっていますが、「なんで最初から楽器吹いちゃダメなの?」と疑問を持った方もいると思います。
今回は、チューバのマウスピースの練習方法と、それによって得られる効果をご紹介します!
マウスピースで練習する意味と効果
マウスピースの練習はとても大切です。
全体の練習のうちのウォーミングアップでもありますが、大事な練習のひとつです。
それは、チューバ本体の演奏にも大きく影響するから。
マウスピースの練習の時点で息の入れ方やアンブシュアの作り方をきちんとしておきましょう!
マウスピースでの練習方法 その1
まずは、音を出さずにマウスピースに空気を入れる練習をしましょう。
- メトロノームを♩=60に設定する
- マウスピースを正しい唇の位置にあてる
- 4拍かけて息を吸う→4拍かけて息を送る
これを数回繰り返してください。
4拍ずつに慣れてきたら、8拍ずつにするなど少しずつ長さを増やしていきましょう。
★ポイント
鳴らす音をイメージする!
楽器を実際に吹いているつもりで練習しましょう。
どの音を吹くかによって、アンブシュア(唇の形)にも変化をつける必要があります。
息をたっぷり吸う
チューバ本体を吹くときと同じくらいたっぷりとお腹の底から息を吸いましょう。
息の太さを均等にする
切り分けていないカステラ(長い状態)を口から出すイメージです(笑)
始めから終わりまで太さが変わらないように意識してください。
これはコンクールなどの出番待ちで舞台裏にいるとき、音が出せない状況でも有効な練習方法です。
楽器やマウスピースをあたためるだけでも吹きやすさが変わるんです。
マウスピースでの練習方法 その2
【バズィングの練習】
練習方法 その1でマウスピースをあたためたら、バズィングの練習です。
- 鏡を用意する
- 唇をきゅっとしめて、音を鳴らす唇を作る
- 鏡で確認しながら、マウスピースを鳴らす
★ポイント
アンブシュアをきちんと作ってから音を鳴らす
あらかじめ唇の形を作ってから吹くという癖をつけておくと、チューバ本体を吹いたときに、音の出だしが崩れにくくなります。
自分のイメージする音にヒットさせる
先ほども説明したように、アンブシュアをきちんと作っておけば、自分の思う音をマウスピースで出すことができます。
鏡で確認しながら、音が当たるポイントを探ってみましょう。
始めから終わりまで音を均等に出す
練習方法 その1と同じです。
常にまっすぐ均等な音を出すことが大切。
マウスピースでの練習方法 その3
アンブシュアが上手く作れるようになったら、マウスピースで音階を吹いてみましょう!
- メトロノームを♩=60に設定する
- 4拍かけて息を吸う→4拍かけてマウスピースを鳴らす
- 次の音に移る
慣れてきたら、8拍ずつにしたり、休みを取らず次の音に移るなど、少しずつ練習方法を変えていきましょう。
最終目標は、マウスピースで音階の上り下りができるようになること!
★ポイント
頭の中で音階のイメージを作る
しっかりイメージを作っておくと、ちゃんとバズィングもついてきてくれます。
音の太さは均等に!
前述のとおりです。これは常に意識しましょう。
音の出だしと終わりをきれいに
次の音に移るとき、アンブシュアをきれいに作っていれば、出だしもきれいに入ることができます。
音の終わり(処理)も同じです。
ぶちっと切ってしまってはダメ!
お腹の支えを上手く使いましょう。
息をたっぷり吸う
忘れていませんでしたか?
当たり前のことだと思われがちですが、しばらく練習していると息が浅くなっていきます。
「息をお腹の底からたっぷり吸う」は合言葉!
まとめ
いかがでしたか?
マウスピースの練習方法には共通点が多くありましたね。
マウスピースの練習は、チューバそのものの練習に直結していきます。
そのため、マウスピースの練習はとても意味のある練習です!
忘れがちな基礎を常に意識して、練習に取り組んでくださいね!