クラリネットマウスピースの選び方ポイント!おすすめは?
クラリネットを演奏している皆さんはご自身のマウスピースで練習していますか?
「最初は学校の備品で練習していました」という方もいらっしゃると思いますが、技術的な上達の為にもマウスピースは自身専用の物を用意する事をおすすめします。
そこで今回は、マウスピースの選び方のポイントとおすすめのマウスピースを紹介します!
どうぞご覧ください。
マウスピースが合わないとどうなる?
マウスピースはリード、リガチャーと並んでクラリネットの音質や吹奏感を司る重要な部位です。
自分に合わないマウスピースを使っていると、音の立ち上がりの反応が悪くなったり、息のコントロールがしにくいというような弊害が出て、上達も遅くなってしまいます。
そうならないように自分のプレイスタイルにあった扱いやすいマウスピースを使って練習しなければなりません。
マウスピースの選び方!3つのポイント
ではマウスピース選びのポイントを3つご紹介します。
1.マウスピースの開き具合
引用:https://www.shimamura.co.jp/
マウスピースを選ぶときはマウスピースとリードの間にできる「ディップオープニング」という空間の開き具合に注意しましょう。
「ディップオープニング」の開きの狭いマウスピースは音の大きさや、表現の幅は開きの広いマウスピースには劣ります。
しかし少ない息の量で効率よく吹くことができ、音が鳴りやすく音程のコントロールがしやすいので初心者の方におすすめです。
「ディップオープニング」の開きの広いマウスピースは息の通りが良いですが、その分息のコントロールや吹き込む量の調節が難しくなります。
2.フェイシングの長さ
引用:https://www.shimamura.co.jp/
フェイシングと言うのは、リードがマウスピースから離れる部分から、マウスピースの先端までの長さの事です。
フェイシングが短いと音のコントロールがしやすく、音の立ち上がりが明るくなります。
フェイシングが長いと音のコントロールは難しくなりますが、まろやかな深みのある音が出やすく、音の表現ができる幅も広がります。
3.実際に楽器につけて試奏する
購入する際は実際に自分の楽器につけて試奏させてもらい、ご自身にあったモデルを見つけてください。
自身が吹きやすかったり、息のコントロールがしやすいということも選ぶポイントの一つですが、楽器やリードとの相性も大切なポイントです。
おすすめのマウスピース
Vandoren(バンドレン):5RV
引用:https://www.amazon.co.jp/
他のモデルと比較する際にもまず基本となるモデルで、世界的にも人気の高いマウスピースです。
先端の開きは比較的小さめで、高音から低音域まで安定して吹くことができ、楽な吹奏感で吹きやすいマウスピースです。
プロのプレイヤーで愛用している方も多いですが、初心者の方にもおすすめです。
Vandoren(バンドレン):5RVライヤー
引用:https://www.amazon.co.jp/
初心者の方からベテランの方まで、幅広い層に愛用されている定番中の定番です。
全音域で反応が良く、コントロールしやすく、楽にタンギングをすることができるモデルです。
5RVよりオープニングの開きが大きめで、フェイシングも長くなっているので音量と抵抗が少し大きくなり、その分ピッチのコントロールが難しくなりますが、音に表情が付けやすく表現の幅が広がります。
Vandoren(バンドレン):B40
引用;https://www.amazon.co.jp/
フェイシングもティップレールも大きくなるので、より豊かな音がします。
まとまりのあるコンパクトで芯のある音で、低音から高音まで太く均一に鳴らすことができ、高音の反応や響きも綺麗です。
しかし、タンギングや息のコントロールが少し難しいので、初心者の方より、経験者の方の買い替えのモデルとしておすすめです。
Vandoren(バンドレン):B40ライヤー
引用:https://www.amazon.co.jp/
音の遠達性が素晴らしく、B40よりさらにに豊かな音の響きが特徴です。
スタッカートにも素早く反応し、特に高音域での吹きやすさは最高です。
こちらもB40と同様にコントロールが少し難しくなるので、初心者の方より経験者の方の買い替えのモデルとしておすすめです。
終わりに 運命の出会い
自分専用の備品を持つと楽器への愛着がわいて、練習にも身が入るようになりますよ。
ここでは初心者の方や経験者の方それぞれにおすすめのモデルについてご紹介しましたが、ぜひ実際にマウスピースを試奏して、自分にあった運命の一本に出会ってください。