フルート初心者が早く上達する練習方法!おすすめの教本や練習曲は?
フルートは、簡単に上手になれるものではありません。
日々、基礎を積み上げていくことが大切ですが、始めたばかりだと、何から練習すればいいかわからないですよね。
ここでは、フルート初心者が早く上達する練習方法や、おすすめの教則本、練習曲を紹介します。
フルート初心者が早く上達するために毎日やる練習方法とは?
マウスピースでアンブシュアの確認
フルートに慣れてくれば、いい音が出るアンブシュア(口の形)をすぐに作ることができますが、フルート初心者の人は、まだアンブシュアが不安定です。
不安定な状態で練習を続けてしまっては、安定的な音を出すことはできません。
毎日の練習の時、まず始めにマウスピースだけで音出しをするようにしましょう。
このとき、鏡でアンブシュアを必ず確認することが大切です。
リッププレートの位置や角度・口の形・息の出る穴の大きさを意識して、いい音が出る場所を探します。
それを見つけられたら、常にそのアンブシュアで音が出せるように、唇を慣らしていきましょう。
ロングトーン
ロングトーンは、「音を長く伸ばす」という超単純な練習方法です。
超単純な練習だから、飽きてしまい、手を抜いてロングトーンをしたり、やらなくなったり・・・という人もいます。
でもロングトーンは、管楽器演奏には一番大切で、一番奥が深い練習方法なんです。
プロでさえ、「練習するとき、まずはロングトーンをしている」という人が多いんですよ。
ロングトーンにはやり方が様々ありますが、
メトロノームを60~72に合わせて8拍伸ばす!
など、自分で練習になりそうな長さを決めて、音を伸ばしましょう。
下の音から、上の音から、音階で、半音階で、なども決まりはありません。
良い音を鳴らせるようになりたい音を、伸ばすようにしましょう。
一番大切なのは、何を考えながら音を伸ばすか、です。
- キレイな音が出ているか
- 揺れることなく、まっすぐ伸ばせているか
- 伸ばしていくうちに、音程が下がっていっていないか
- しっかりと吹き込んで、最後まで音量を十分に出せているか
- 遠くにいる人にも聴こえるくらい、響かせられているか
- 出だしや、最後の処理が雑になっていないか
など、考えなくてはいけない項目はたくさんあります!
ただ音を伸ばすだけの練習ですが、フルートの上達には必須の奥が深い練習方法です。
フルート初心者へおすすめの教則本
音楽之友社/トレヴァー・ワイ フルート教本第1巻
『トレヴァー・ワイ フルート教本』の第1巻は、フルートを始めたばかりの初心者向けに作られています。
美しい音を出すための練習方法が、様々掲載されています。
この教本は6巻まであり、適切なステップで上達していくことができます。
1巻をマスターしたら、2巻、3巻と進んでいくのもおすすめです。
ドレミ楽譜出版社/フルート初歩の初歩入門 (初心者に絶対!!)
タイトル通り、フルート初心者向けの教則本です。
音の出し方の前に、楽器の選び方、姿勢、呼吸法、楽器の組み立て方などが丁寧に掲載されています。
基礎の基礎がわかりやすい説明で書かれていて、人気の教則本です。
フルート初心者へおすすめの練習曲
ロングトーンや、音をキレイに出すだけの練習では飽きてしまうし、曲でもう少し音を磨きたくもなりますよね。
そんな人には、ドレミ楽譜出版社『フルート教本(導入編)』を使って練習曲を演奏するのがおすすめです。
引用:https://books.rakuten.co.jp/rb/6804507/?rtg=1e6d7b6d6836ec0d9b0f5ba5510af619
聴いたことがあるような簡単な曲が掲載されていて、初心者の人でも基礎固めとして演奏することができます。
掲載されている曲は、『虹のかなたに』や『威風堂々』などの有名なクラシック音楽だけではありません。
『荒城の月』や『さくらさくら』など日本の曲も掲載されているので、飽きることなく練習ができます。
デュエットもできるので、先生や先輩と一緒に演奏してみて指導を受けてみるのもひとつの練習方法ですよ!
まとめ
初心者の練習は、基礎を固めることに重点を置くのがとっても大切です。
最初は、飽きてしまうような練習が続いてしまいます。
でも、このときに根気強く基礎練習に時間を費やした人は、確実に上達します!
ロングトーンを中心とした練習方法で、フルートの上達を目指しましょう。