クラリネットリガチャーの選び方!人気のおすすリガチャーは?

リガチャーとは、クラリネットのリードを固定するために使われる部品です。
マウスピースやリードとともに、クラリネットの音色を大きく左右する重要な部品です。
今回は人気のおすすめリガチャーやリガチャーの選び方についても紹介していますので、ぜひお気に入りのリガチャーを見つけてみてください。
リガチャーの重要性
リガチャーの締め方によっても楽器の音質や吹き心地は変わってきます。
ネジをガチガチに締めすぎてしまうとリードの振動を邪魔してしまい、息が入れにくい状態で楽器を吹くことになってしまいます。
締め方にはリード側から締める「順締め」と、リードがない側から締める「逆締め」があります。
「順締め」は音が安定しやすく、ネジの締め具合で吹き心地が細かく変化するため、コンディションに合わせて調整することができます。
「逆締め」タイプのリガチャーは順締めよりも反応が良好で高音域の倍音も豊かになり、輪郭のある音を奏でたいという方におすすめです。
一本ネジタイプのリガチャーは、ネジが完全に止まりきる少し手前で締めるのを止めます。
2本ネジタイプは、下側のネジは一本ネジタイプと同様に、ネジが完全に止まりきる少し手前で締めるのを止め、上側のネジは下側よりも少しゆるい状態で止めます
リガチャーの選び方
リガチャーには、一般的に革製のものと金属製のものがあります。
革製のリガチャーは、やわらかでまとまりのある音色を奏でることができますが、金属製のリガチャーよりも音の振動を伝えづらいため音が飛びにくくなり、コントロールが難しくなります。
また金属製のものの中でも、変色・サビといった変化が起きにくく耐久性も高く安価な「ラッカー仕上げ」、明るく華やかな音で音の立ち上がりがいい「金メッキ」、金メッキと比べるとややダークな響きの音を奏でることができる「銀メッキ」、明るくも深みのある響きの音を出すことができる「ピンクゴールドメッキ」といった種類があります。
また最近は紐性のリガチャーもメジャーになってきました。
それぞれの特徴を比較して、自分の出したい音に合ったものを選びましょう。
選ぶときは実際に自分の楽器に装着して試奏することをお勧めします。
楽器やリードとの相性、吹き心地や音の響きなど、よく吟味しながら選んでください。
厳選!人気のおすすめリガチャー
ここからは厳選した、人気のおすすめリガチャーをご紹介します。
ロブナー DARK B♭クラリネット用
引用:https://www.amazon.co.jp/dp/B0002F4YQY
1974年の創業以来、ユニークで特徴のあるリガチャーを多数発売しているロブナー社のリガチャーの中でも最もスタンダードなリガチャーです。
柔らかく太い存在感のあるサウンドを奏でることができ、音と音のつながりもなめらかです。
音域ごとの音色のばらつきもなく、バランスの良い演奏ができます。
BG レヴェレーション
引用:https://www.amazon.co.jp/dp/B00330ZTPK
内部に銀メッキされた金属プレートが装着してあるので、通常の革製のリガチャーよりもまとまりのある音を実現しています。
またスタッカートも容易にでき、pp~ffまで落ち着きのあるバランス良い音色で奏でることができるため、クラシックやジャズを演奏するときには重宝します。
ウッドストーン リガチャー B♭クラリネット ゴールドプレート
引用:https://www.amazon.co.jp/dp/B00GL50878
ハンドメイドなのでお値段は少々張りますが、世界のトッププロでも愛用者が多いとてもハイクオリティーなリガチャーです。
マウスピースの響きを損なうことなくどの音域もしっかり鳴り、またダイナミクスレンジも広いため細かい息遣いにもしっかりと応え、レスポンス良く鳴らせるように設計されています。
銅や真鍮、銀など素材(地金)の種類も多く、定番のゴールドプレートからピンクゴールド、サテンゴールドなど仕上げのバリエーションも豊富に用意されています。
SILVER STEIN(シルバースタイン)B♭クラリネットリガチャー CRYO4 Gold
引用:https://www.nagae-g.co.jp/fs/inst/lcb_silverstein_gp
欧米の有名プレーヤーから支持を集めているシルバースタイン社の紐製リガチャーです。
金属バーの固定位置やネジの位置と締め具合によって、あらゆる音色のバリエーションが実現できます。
金属製リガチャーを凌駕する豊かな音量と倍音が特徴で、自由度が高く均一な音の鳴りは秀逸です。
そして何より深みのあるダークサウンドから、クリアで明るいサウンドまでこれひとつで出せてしまう魔法のようなリガチャーです。
まとめ
今回はクラリネットリガチャーの選び方、おすすめのクラリネットリガチャーについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
リガチャーひとつで表現できる音や吹き心地も変わってくるので、ぜひ吟味して選定し、自分の出したい音に合ったリガチャーに出会ってください。